So-net無料ブログ作成

ミート&ポテト理論

 今回のドラフトは、全体的にときめかないというか、特に3巡以降がみなビミョーな選手ばかりであることに、モヤモヤ感を感じていました。で、いろいろなサイトをサーフィンしていたら、モヤモヤ感をすっきり解消してくれるアンサーが見つかりました。ビビビと来たのは、ESPNの記事に出ていたこの一節です。

ESPN analyst and former NFL general manager Bill Polian said earlier this month: McCloughan will have a "meat and potatoes" draft. The Redskins found players who can help from scrimmage early and others who should help special teams late.

 ビル・ポリアン曰く、「マクルーエンはミートとポテトを獲るだろう」。神戸牛の最高級ステーキもそれだけ食べても飽きてしまうわけで、付け合わせ(ポテト)が必要ということ。つまり、NFLでいえば、バリバリ活躍する華やかなスターターだけではチームは成り立たず、スペシャルチームやバックアップなど地味に泥臭く働いてくれる脇役も必要なわけです。

 今振り返ると、これまでのスキンズドラフトはメインディッシュばかりを狙い、付け合わせを軽視していた、そんなふうに思えてきます。特にシャナハン時代はその傾向が強かったんじゃないかと。実際、シャナハン時代はスペシャルチームがボロボロだったし。

 この「ミート&ポテト理論」を踏まえると、今回のドラフトもその狙いがだいぶクリアに見えてきます。今年のドラフティーをミートとポテトに分けてみると。。。

1-5 OG Brandon Scherff →ミート
 全体5位なので当然メインディッシュ。Day1からRTのスターターの予定。

2-38 DE Preston Smith →ミート
 OLBは左サイトがエースのケリガン、右サイドを2年目のマーフィーと争うので当然ミート。

3-95 RB Matt Jones →ミート
 モリスに次ぐ2番手とはいえ、3巡ですから主力と見ているでしょう。モリスは契約最終年だし。

4-105 WR Jamison Crowder →ポテト
 グルーデンはW1からリターナーとしての役割を期待。レシーバー陣にはガーソン、デショーン、ロバーツ、2年目のグラントがいるので、当面は脇役でしょう。

4-112 OG Arie Kouandjio →ミート/ポテト
 シャナハン時代のゾーンブロッキング向き軽量OL陣を一掃すべく指名されたOG。スターターに育ってくれるのがベストシナリオだけど、去年の3巡指名スペンサー・ロングと争いながら、とりあえずはデプス強化。

5-141 LB Martrell Spaight →ポテト
 明らかにスペシャルチーマーとして指名した感じ。将来的にスペシャルチームのエースになってくれれば。

6-181 S Kyshoen Jarrett →ポテト
 5-10のサイズではスターターは無理でしょう。こちらもスペシャルチーマー&Sのデプス強化。

6-182 CB Tevin Mitchel →ポテト
 カレッジでもスターターではなく、ニッケルCBだったようです。期待される役割はニッケル&スペシャルチーマー。

6-187 WR Evan Spencer →ポテト
 カレッジで昨季、わずか15キャッチ。それでも、どんな仕事も泥臭くこなす選手との評価。ガンナー、ランブロック、何でもやってくれそう。

7-222 C Austin Reiter →ポテト
 首脳陣は先発Gチェスターの放出を考えているんだと思います。控えCでもあったチェスターがいなくなると、バックアップCがいなくなるので、それを見据えて指名したと推測。

 ミートとポテトに分けると、各ドラフティーに与えられた役割が見えてくる気がしません? マクルーエンが指名権を増やしたいと言っていたのも、ポテトをたくさん獲りたかったからなんでしょう。ただ、付け合わせばっかりで、メインディッシュが少なすぎて、大丈夫なんだろうか心配になっちゃいますw 今年は不作のドラフトと言われていたので、メインディッシュ自体が少なかったのかもしれませんが。

 マクルーエンはBPAで行くといっていたので、メインディッシュばかりを狙っていくような印象を受けていたんですが、実際はチームに抜けているピースを一つずつ埋めていく、そんなドラフトでした。ポテトばっかりの地味なドラフトのため、アナリストの評価は低いかもしれませんが、マクルーエンはいい仕事をしたんじゃないでしょうか。